電動アシスト自転車　「Ａ　to　Ｚ！」　其の２

　電動アシスト自転車が誕生して、１０年あまり経ちました。発売された当初は、まだ高嶺の花で、ごく少数の方にしか利用されませんでした。その後、色々なメーカーより新車が発表され、各メーカー間で切磋琢磨して、確実に進歩していきました。
　発売された当初は約１５万円ほどしていた価格が、今では約1/2程まで、コストダウン致しました。また、技術の進歩により軽量かつ長時間・長走行距離を可能にしました。　今では、街で普通に見られる生活サイクルとなりました。
　ただ、技術の進歩と共に、「何が良いのか？」、「どういう機能が必要で有効か？」また、「各社どのメーカーのモノが良いのか？」と悩まれている方も多いかと思います。ここでは、電動アシスト自転車限定して、ルナサイクルなりの独断と偏見で評価したコメントをつけて、紹介いたします。また、電動アシスト自転車は、店内に在庫している車種を中心に紹介いたします。体感していただかないと、わかってもらえない自転車の為、もし、試乗希望の方はご気軽にお越しください。（天候にもよりますが、試乗ＯＫです）

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子供乗せ専用電動アシスト自転車編

リチウムイオンバッテリー搭載車種　マルイシ・ふらっかーずＣｏｍｏアシスト　　（現在店内在庫無）

マルイシ・ふらっかーずＣｏｍｏアシスト
　２２/２６インチ
　バッテリー：リチウムイオン
定価（税込）：１１５，２９０円
標準モード走行：約２９ｋｍ
充電時間：約２．３時間
重量：２７．２ｋｇ		 　年々進化するふらっかーずシリーズ。特に子供台は婦人誌Ｃｏｍｏの読者の声が大きく反映しています。
　スライドするヘッドレストや可変式手すりなど完成度が高いと思います。		 車体はスチールボディ ○
リチウムイオンバッテリー ◎
かんたんスタンドで安心・安定 ◎
ふらっかーずロックで駐輪時安定 ◎
１０Ｗ電球ライト ○
　スタンドを立てるとハンドルロックが掛かる「ふらっかーずロック」は嬉しい新機能です。（従来は手動式でした） 前輪２２*1・3/4タイヤ採用 ◎
ハイバックベビーチェアー ◎
広角リフレクター採用 ○
アルミどろよけ採用 ○
車体カラーは２色
　　　　ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価　　★★★★　　　　　（満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする）
　マルイシの人気車種。子供乗せ専用自転車といえば、「ふらっかーず」と云うぐらい人気と信頼性があります。この子供乗せ専用自転車の電動版がこのモデルです。パワー密度が大きいと云われる「リチウムイオンバッテリー」採用は当然Ｇｏｏｄです。子供台や子供を乗せるときのスタンド・ハンドル周りの固定機能は、かなり信頼度があるかと思います。バッテリーから電源を取るライトや広角リフレクター採用など、本来の自転車としての安全性も考慮されている点も好印象です。あと、負荷が大きい前輪に２２*1・3/4採用は、より安定性を考えての設計で、技術者のこだわりが伺えます。（ふらっかーずは以前は前輪２４*1・3/8サイズでした。２４インチで問題があったわけではなく、より安定性を考えての変更したと思って方が良いでしょう）ふらっかーずシリーズ最高車種。フラッグシップモデルと考えると、コストより内容・品質を重視した造りは理解できます。なお、この手の自転車は軽量化より、信頼性が重視されるためフレーム素材をスチールフレーム採用は理解できます。また、アルミ等の素材にしても使用強度を保とうとすると、あまり思い切った事はできないはずなので、あまり重量メリットは無いと思われます。（現に、バッテリーや子供台の違いもありますが、アルミフレームのＶｉｖｉマミーポケットより、軽量に仕上がっています）


ニッケル水素バッテリー搭載車種　ナショナル・Ｖｉｖｉマミーポケット　　（現在店内在庫無し）

ナショナル・Ｖｉｖｉマミーポケット
　24/26インチ
バッテリー：ニッケル水素
定価（税込）：８５，８００円
標準モード走行：約２５ｋｍ
充電時間：約１．５時間
重量：２７．６ｋｇ		 　取外し可能の子供台。専用ベース台を利用して、後キャリアに移動することも出来ます。安定感がある構造とはいえ、お子様が大きくなると、おかあさんのハンドル操作が大変。そのあたりを考慮しての移動可能は良いアイデアです。 車体はアルミボディ ○
ニッケル水素バッテリー ○
軽やかスタンドで安心・安定 ◎
スタピタで駐輪時安心 ◎
１０Ｗ電球ライト ○
　こちらも、スタンドと連携して、スタンドを立てると、ハンドル固定される「スタピタ」です。名前・構造こそ異なりますが、マルイシと同じ目的の機能です。 前輪24*1・3/8タイヤ採用 △
移動可能な子供台採用 ◎
ミニヒップアップサドル採用 ◎
子供乗せ専用としのコストパフォーマンス ◎
ステンレスドロヨケ採用 ◎
車体カラーは３色
　　　　ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価　　★★★★☆　　　　　（満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする）
　ナショナルは、上位機種にチャイルドＶｉｖｉが存在しますが、やはりチャイルドＶｉｖｉは１０万越え（税込115，290円）のためなかなか、手が届きません。そこで、コストダウンしたＶｉｖｉマミーポケットが登場した感じです。基本的には、チャイルドＶｉｖｉというより、リーズナブルなニッケル水素バッティー採用のアルフィットＶｉｖｉをベースに設計した印象を受けます。バッテリーはコストを考えるとニッケル水素バッテリーは致しかたないところです。ただ、リチウムイオンバッテリーがよりパワー密度が大きいということで、ニッケル水素でも必要にして充分なアシスト力を発揮してくれます。子供乗せ専用ということで、スタンド・ハンドル周りの機能は、ふらっかーずシリーズと同等の機能を備えてます。子供台が移動可能な点はＧｏｏｄです。ベース台を使用すれば、そのまま後キャリアに取付けられます。空いた前には、これまたオプションの前カゴを取付けることが出来ます。場合によっては、ペット用のカゴも取付け可能です。（ルナオリジナルみたいになります）
　何と言っても、コストが魅力の子供乗せ専用電動アシスト自転車です。マルイシ・ふらっかーずＣｏｍｏアシストとは評価観点が異なりますが、重要箇所はしっかり抑えてコストダウンしている点は魅力です。